12月は、年度末である3月と中間期末である9月に続いて株主優待の権利確定が多い月だ。ボーナスや中間期の配当入金もあり、投資資金に余裕もある時期ではないだろうか。NISA(少額投資非課税制度)で個別株投資をしている人は、優待銘柄で枠を使い切るのもいいだろう。では12月に権利獲得できる優待にはどんなものがあるのか。以下、注目銘柄を紹介しよう(株価や投資額はいずれも12月上旬時点)。2022年12月の優待を獲得するには、12月28日(水)までに取引を済ませておく必要がある。
バルミューダ(6612)
2020年末に上場したバルミューダは、デザイン性が高い高機能家電で人気の家電メーカー。注目の株主優待は、公式オンラインショップで使える30%割引券だ。
同社製品は家電量販店やさまざまなECサイトでも購入はできるが、どこで買っても価格はほぼ同じで割引がほとんどないため、株主優待はお得に購入できるチャンスだ。同社製品はもともと比較的高額なので割引の恩恵は大きいうえ、公式オンラインショップで購入すればメーカー保証が1年延長され、30日間の返金保証を受けられる。購入を検討している人は取得するメリットが大きい優待といえるだろう。
【優待内容】自社オンラインストアで使える30%割引クーポン……100株以上:1枚 (6月末、12月末、年1回)
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532)
総合ディスカウント店「ドン・キホーテ」を展開する企業。株主には自社グループ独自の電子マネー「majica」の2000円分のポイントを付与している。コロナ禍でも順調に業績を伸ばしていたが、今後はインバウンド需要回復の恩恵も期待できそうだ。
【優待内容】自社グループ電子マネー「majica」……100株以上:の2000円分のポイント(6月末、12月末、年1回)