うどんのほうはどうだろうか。
「さぬきうどんのような強力なコシがあるわけではなく、もちっとした食感。むしろ柔らかめで、そのあたりも関西の肉吸いに近いイメージです。温かいスープとの相性という意味では、これくらいソフトな喉越しのほうが食べやすいかもしれません」(記者A)
記者Aが少々気になったのは、提供時間だ。
「私の行った店では、牛めしならあっという間に出てきますが、肉うどんは、少々待った印象で、定食系のメニューと同じくらいの提供時間だったと思います。一般的なうどんチェーンでは、ほぼ待ち時間なしで出てくることを考えると、もう少し早く出てきても良かったなと思いました。またボリュームは、ほかのうどんチェーンの“小サイズ”ほど。ものすごくボリューミーという感じではなく、“食べやすい量”です」(記者A)
うどんチェーンの肉うどんと価格を比較
松屋の看板商品である『牛めし』(並盛)の価格は380円、定食メニューの定番である『牛焼肉定食』は630円だ。『ネギたっぷり肉うどん』の580円という価格は、松屋の中では、“高くもなく、安くもない”といったところだ。
では、ほかのうどん専門チェーンの肉うどんと比較するとどうか。たとえば、丸亀製麺の『焼きたて肉うどん』は並で690円、はなまるうどんの『牛肉うどん』は小で590円だ。この2つと比較すると、松屋の『ネギたっぷり肉うどん』は安い価格設定となる。