「うどんチェーンの商品は基本的にボリュームがあり、それなりのお得感があります。しかし、松屋の『ネギたっぷり肉うどん』については、そこまでのボリュームがあるわけではない。価格がほかのうどんチェーンの肉うどんに比べて、少々安く設定しているのは、そういった理由もあると思います。
うどんがメインのチェーン店と比較するのは難しいのですが、“松屋でうどんを食べられる”というのは、単純に選択肢が増えるという意味で、消費者にとってはうれしいこと。特に冬場に深夜でも温かいうどんを食べられるのもうれしいですし、松屋には“汁物”のメインメニューがなかったことを考えると、これまでキャッチすることができなかった需要に応えることにもなると思います」(小浦氏)
今後、「松屋の肉うどん」が定番メニューとして支持されるのかどうか、注目したい。(了)