頼んでみたらOKだったけど、店による?
IT企業に勤務する30代男性・Bさんも、かつては「躊躇した」が、今では堂々とオーダーするという。
「レディースセットは、大きく2タイプあるように思います。女性客に入店してほしい、という広告的な役割がある特価サービス系と、女性が好きそうなものを少量ずつ集めましたという系です。
僕が最初レディースセットを注文したきっかけは、単純にあるラーメン屋さんに入って、メニュー表を見ていて、『食べたいけど、ラーメンでそんなに量はいらないんだよな~』と思っていたところにレディースセットが記載されていたこと。そちらはラーメンがやや少量になり、小さいご飯物とデザートがついてくるという内容だったんです。試しに注文していいか聞いたところ、OKとのことだったので、『なんだ、いいんだ』と。それまで、勝手に、『レディースセットは男が頼んじゃダメなもの』と思いこんでいたんですよね。
明らかに女性客を意識した『女性限定』みたいな表記がない限り、男性でも頼んで断られる確率は低いと思いたいですが、友人からは、『断られたことがある』という話も聞いたことがあるので、お店によるんでしょうね。でも、無理して注文して残すよりは、全然いいと思って、堂々と注文します」(Bさん)
インドカレー屋「通常メニュー量が多すぎ」問題
印刷会社に勤務する20代男性・Cさんは、インドカレーが好きで、よくレストランにも行くが、「常日頃、レディースセットがちょうどいいのに、と思っている」という。
「インドカレー屋さんって、割とAセット、Bセットみたいにいくつかのセットを用意していて、そのなかに『レディースセット』も用意しているところが多い印象です。でも、そもそもインドカレー屋さんの通常セットメニューは量が多すぎるんです。かといって、単品であれこれ頼むと、セットよりも随分高くなってしまう。つまり、セットのほうがだいぶお得にはなるんだけど、帯に短したすきに長しというか……。
カレーを2種類は多いけど、タンドリーチキンのような副菜はたくさん食べたいとか、あるじゃないですか。よく行くインドカレー屋さんで、僕のニーズにぴったりなのがいつも『レディースセット』なんです。メニュー表にも『女性限定』と書いてあるので、なかなかに頼みづらいです。でも、Aセット、Bセット、Cセットときて、いきなりレディースセット。なぜ『Dセット』としてくれないのか(笑)」(Cさん)