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W杯現地観戦組が長期休暇を勝ち取った工夫 「入社面接時に宣言」「委託契約条項に“W杯”」

ブルーのゴミ袋を膨らませて日本代表に声援を送る大勢のサポーターたち(12月5日。時事通信フォト)

ブルーのゴミ袋を膨らませて日本代表に声援を送る大勢のサポーターたち(12月5日。時事通信フォト)

委託契約の条項に“W杯期間は稼働できない”

 ITコンサルタントの50代男性(自営業)も、現地滞在中はオンラインで定例会議に出席しながらの観戦。じつはこの男性、本大会直前にUAEで開催されたカナダとの強化試合(11月17日)から参戦した猛者である。

「2018年ロシア大会後にカタールで観戦することを決め、取引先との委託契約の条件として『2022年11月後半から12月は稼働できない』旨を許諾してもらっていました。11月15日に出国、UAE入りしてカナダ戦を観戦、20日にカタール入りして本大会に臨み、12月21日に帰国します。滞在中、月次のオンライン会議のほか、メールなどは随時確認、対応しています」

 気候の違いなどから、滞在中に観戦仲間が次々と体調不良になるなどのアクシデントも続出したというが、日本代表の奮闘ぶりを観られて充実した滞在となったようだ。

 やはり2週間の休暇を取るのは簡単ではない。4年後に向けて、現地で声援を送る“応援団ジャパン”の戦いはすでに始まっている。

※週刊ポスト2022年12月23日号

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