山崎製パンは、小さいサイズの菓子パンがパックになっている定番人気商品「薄皮ミニパンシリーズ」について、2023年1月1日出荷分から内容量を5個から4個に減らすと発表した。原材料価格の高騰やエネルギーコストの上昇が理由だという。
現在、薄皮ミニパンシリーズは、『薄皮つぶあんぱん』『薄皮クリームパン』『薄皮チョコパン』『薄皮ピーナッツパン』『薄皮白あんぱん』の定番商品のほか、『薄皮あまおうイチゴジャムパン&練乳クリームパン』『薄皮バニラクリームパン』などの、バラエティーアイテムが展開中。スーパーマーケットなどで販売されている。
手軽に食べ切れるサイズのミニパンが5個入っているということで、ちょっとしたおやつや家族向けとしても親しまれている薄皮ミニパンシリーズ。2022年12月半ばに都内のスーパーマーケット数店でその価格を調べたところ、170円(税込価格、以下同)で販売されていた。内容量5個で170円なので、1個あたりの価格は34円。価格据え置きで4個に減量すれば、1個あたり42.5円と8.5円の値上げとなる。スーパーマーケットやコンビニ事情に詳しいライターの小浦大生氏はこう話す。
「内容量が5個から4個に減ると、実質的には25%の値上げになります。仮に内容量が5個のままで値上げしていたとしたら、212.5円相当になります。薄皮ミニパンシリーズはその価格の安さも大きな魅力であり、これがもし200円を超えたら、かなり値上げしたというイメージで捉えられるでしょう。そうしたなか、200円以下をキープしたいという思惑もあり、4個への減量となったのではないでしょうか」