プライベートブランドと比較してみた
薄皮ミニパンシリーズと同様に、小さいサイズの菓子パンが数個パックされた商品は、プライベートブランド(PB)にもある。薄皮ミニパンシリーズの値上げ後、同様の商品で代替することは可能なのだろうか?
今回は、イオンのプライベートブランドである「トップバリュ」から発売されている『ミニクリームパン』(5個入り)とセブン−イレブン『クリームパン』(4個入り)をピックアップ。『薄皮クリームパン』と比較してみた。
都内のあるスーパーマーケットにける2022年12月半ば時点のトップバリュ『ミニクリームパン』の販売価格は95円。5個入りなので、1個あたり19円だ。製造場所は、山崎製パン株式会社古河工場となっている。
セブン−イレブンの『ミニクリームパン』も、小さいクリームパンが4つパックになった商品で価格は170円。1個あたりの価格は42.5円。製造者は山崎製パン株式会社だ。
つづいて、『薄皮クリームパン』、トップバリュ『ミニクリームパン』、セブン−イレブンの『ミニクリームパン』のミニパン1個あたりの重量を実測。それぞれのカロリー、価格とともに以下にまとめる。
・山崎製パン『薄皮クリームパン』(5個入り)
価格:170円【※1】
ミニパン1個あたりの価格:34円
カロリー:97kcal
1包装あたりのカロリー:485kcal
重量(実測値):30g
1包装あたりの重量:150g
1gあたりの価格:1.13円
・トップバリュ『ミニクリームパン』(5個入り)
価格:95円【※1】
ミニパン1個あたりの価格:19円
カロリー:80kcal
1包装あたりのカロリー:400kcal
重量(実測値):25g
1包装あたりの重量:125g
1gあたりの価格:0.76円
・セブン−イレブン『ミニクリームパン』(4個入り)
価格:170円【※2】
ミニパン1個あたりの価格:42.5円
カロリー:151kcal
1包装あたりのカロリー:604kcal
重量(実測値):45g
1包装あたりの重量:180g
1gあたりの価格:0.94円
【※1/2022年12月半ば時点での都内スーパーマーケットでの価格】
【※2/2022年12月半ば時点での都内のセブン−イレブンでの価格】
ミニパン1個あたりの価格で比べると、トップバリュ『ミニクリームパン』、山崎製パン『薄皮クリームパン』、セブン−イレブン『ミニクリームパン』の順で安い。
一方、“1gあたりの価格”で比べると、安いものからトップバリュ『ミニクリームパン』、セブン−イレブン『ミニクリームパン』、山崎製パン『薄皮クリームパン』の順番になる。セブン−イレブン『ミニクリームパン』は内容量が4つで割高に思えるが、1個の重量が重いので、重量ベースのコスパという意味では、山崎製パン『薄皮クリームパン』より優れているのだ。また、山崎製パン『薄皮クリームパン』は、来年以降は内容量が4個に減るため、ほかの2つのPB商品のコスパの優位性が高まることとなる。