行きと帰りで窓側と通路側を使い分け
大阪から東京に単身赴任中のメーカー社員・Aさん(50代/男性)は、「新幹線で東京に向かう時は窓側、大阪に帰る時は通路側」だという。
「月曜の朝、仕事に向かう時は絶対に窓側です。車内で仕事をするために机を使いたいので、人の出入りが気になる通路側だと困る。通路側は人が通って気が散りますし、パソコン画面を見られたくないというのも窓側を選ぶ大きなポイントです。
ただし、週末に家族のいる自宅に帰る時は、ゆっくり車内でビールを飲みたい。するとトイレに行く可能性も高くなるので通路側。着くまでに2~3回行くこともありますし、通路側だと人の出入りで起こされて寝過ごす可能性が減るのも大きなポイントです。新幹線で寝過ごすと悲劇ですから」(Aさん)
コロナ禍で出張の回数は下がったものの、コロナ前は週1ペースで全国を飛び回っていたという都内在住の会社経営者・Iさんは(50代/男性)も、「行きは窓側、帰りは通路側」だという。
「行きが窓側の理由はただ1点、ゆっくり寝たいからです。飛行機でも新幹線でも、座ったらすぐにカーテンを閉めて目的地まで爆睡です。帰りは通路側を選ぶのは、車内販売でビールを買ったり、CAにお酒を頼んだりしたいからです。窓側でも出来ることですが、通路側の方が気を使いませんから」(Iさん)
最後にこんな哀愁に満ちた意見も。
「景色を見て感動するような年でもない。トイレも近くなったし、窓側に座るメリットがない」(Nさん 60代/男性)
窓側でも通路側でも、ぜひとも快適な旅を。(了)