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30代で資産100億円超、新世代億万長者の素顔 コロナ禍やDXを追い風に事業拡大

若き資産家たちの素顔とは(写真:イメージマート)

若き資産家たちの素顔とは(写真:イメージマート)

 テレビ朝日の弘中綾香アナ(31)が、“一般男性”と結婚し話題となった。過去の有名歌手との熱愛報道などもあってか、「一般男性ってどんな人?」と世間は沸いたが、お相手は発表の前日に東証グロース市場に上場した英会話教育事業のプログリット社長・岡田祥吾氏(31)だった。岡田氏が保有する同社株を株価から単純計算すると、同氏の資産は20億円近くになる。一般男性とはいっても、実際には華やかな経歴を持つ、経営者だったのだ。

 2022年はIPO(新規上場)が100社に届かず、株式市場では“不作の年“と言われたが、近年は30代で上場、100億円超の資産を築く創業者も珍しくない。

 そこで本誌『週刊ポスト』は、上場企業の決算書や大株主の情報などを整理する企業価値検索サービス「ユーレット」の協力を得て、30代で保有する株式の時価総額が100億円以上の男性をリストアップ。保有資産1位は、AI inside社長・渡久地択氏(38)で729億円。2位は元楽天社員で、「楽天市場」に携わったプレイドCEO・倉橋健太氏(39)で、資産は542億円。4位には「ネットでお店を開くなら~♪」のCMでお馴染みのBASEのCEO・鶴岡裕太氏がランクインした。

元妻が小川彩佳アナ

 今や億万長者でも“普通の家“に生まれた人は少なくない。5位のラクスル社長・松本恭攝氏(38)、16位のグッドパッチ社長・土屋尚史氏(39)は「公務員一家」の出身だ。

 両親や兄も公務員だった富山出身の松本氏は、慶大在学時のサークルで国際ビジネスコンテストを体験、留学などで海外のベンチャー起業家と接するうちに、起業を志した。外資系コンサルに就職後、24歳で起業。印刷や物流業界にシェアリングエコノミーの考え方を持ち込み、イノベーターにのし上がった。

 長野県の教員家系に育った土屋氏は、21歳で患った大病を機に起業家を志し、大学を中退。「30歳までの起業」を目指し焦るなか、2011年3月、起業準備のためにシリコンバレー行きを決断。その時、亡き祖母が自分のために貯めてくれた500万円が元手になったという。帰国後に起業し、ニュースアプリや家計簿アプリなどを手掛けて成功を収めている。

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