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SDGsを意識、SNSに移行… 「年賀状じまい」の“言い訳”文面にモヤモヤする人たち

何十年も続けたものをやめると心配される?

 こうした声もある中、実際に年賀状じまいを宣言した人はどう思っているのだろうか。70代男性・Dさんは、過去に「還暦」を理由に年賀状じまいし、スッキリしたことを明かす。

「それまで、返信がなくてもずっと送るのを習慣にしてきましたが、面倒くさくなってきたので、『還暦を過ぎて年賀状の作成が難しくなった』を理由にやめました。年賀状じまいを宣言した理由は、やっぱり、何十年も続けたものを突然やめると心配されたり、切られたと思って根に持つ人もいるだろうし……、という考えからです」(Dさん)

 ただしDさんは、年賀状をやめてからそのありがたみを感じるようになった、とも話す。

「知り合いでも、何人か年賀状じまいをした人がいるのですが、勝手なもので、正月に年賀状が来ないのは何だか寂しくもあるのが本音です。特に年齢を重ねてくると、年賀状が生存確認手段でもあったので、むしろシニアは年賀状を積極的に書いてもいいんじゃないかとさえ思いました。でも、年賀状じまいを勝手に宣言して、勝手に復活させるのもね(笑)」(Dさん)

 年賀状をやめるとき、相手に失礼がないよう配慮して宣言する人たちは少なくない。その一方で、その宣言がかえって裏目に出ることもあるようだ。(了)

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