仕方なくマスクを外すと「惜しいなー」
「マスクを取ってみて」と言われ、「見せたことがある」というのは、居酒屋でアルバイトする20代女性・Bさんだ。同じ客に何度もせがまれ、「仕方がなかった」と明かす。
「同じ男性客から、『マスク取ってみて? 可愛い顔が見てみたいんだよね』と言われ続けました。日にちを変えて計4度もですよ。面倒になって、もう一度見せちゃえばすべて終わるかなと思って、マスクを外してみせ、『これでいいですか?』と言ってやりました。でもそうしたら、男性は『あー』という顔をした後、『惜しいなー』と言ったんですよ(笑)。ひどくないですか? その後、慌てて『でも十分可愛いから満足』とフォローしていましたが、知らんがなって感じです。もはやセクハラですよね」(Bさん)
またある時は、若いサラリーマン男性3人組が、来店した女性客たちのマスク姿に目をやり、話し合っていたという。
「『あの子絶対可愛いよね? どっちかなー』『俺はマスク美人だと思うけど』というような会話を聞きました。その女性たちが飲食時にマスクを外した時を凝視し、盛り上がっていましたが、本当に気持ち悪い。マスク美人か本物の美人か、当てるゲームですよね。めちゃくちゃ気分が悪くなりました。最低だと思いました」(Bさん)
マスクを取って挨拶するとみんなまじまじと…
メーカー勤務の20代女性・Cさんは、転職先の初出勤日に上司からこんな言葉を告げられた。
「『まずは顔を覚えてもらわないと。マスクを取って』と上司から言われました。その後も、取引先へ挨拶に行った際、上司は『マスク取って、顔をしっかり見せてあげなきゃ』と言ったんです。まあ、表情がわかるのは大切なことですけど、相手の男性は私の顔を覗き込むようにまじまじと見てくるのが気持ち悪かったです。
コロナ前はマスクをしたままの挨拶は“失礼”だったわけなので、別に顔を見せること自体はなんとも思わないのですが、『マスク美人』という言葉が流行りすぎた弊害なのか、“マスクには騙されないぞ”という感じで見てくる視線は、コロナ以降の気持ち悪さかなという感じですね……」(Cさん)
コロナ前にはほとんどなかった「マスクを取って」というお願いに、モヤモヤするようになった女性は少なからずいるようだ。(了)