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動画配信サービスの“サブスク疲れ”報告が続々 「元を取りたい」の気持ちが徐々に重荷に

「最近はTVerで十分」

 都内で一人暮らしをしている会社員のBさん(30代女性)は、Netflix、ディズニープラス、Amazonプライムビデオという3つのサブスクを契約している。しかし、最近はこれらのサービスではなく、地上波テレビの番組をネット配信するTVerばかりを観ているという。

「ちょっと前までは、地上波のドラマは全然おもしろくなくて、サブスクのドラマのほうがおもしろいと感じていたんですが、今クールは『silent』(フジテレビ系)とか『エルピス』(フジテレビ系)とか、いい地上波ドラマが多かったんですよね。それにどっぷりハマってしまい、主にTVerの見逃し配信で楽しんでいました。サブスクのドラマを観ないなら、TVerで十分かなと感じています」(Bさん)

 現在契約中の3つのサブスクをすべて解約する予定だというBさん。

「もしまたNetflixなどで観たい作品があれば、その都度短期契約をすればいいかなという感じです。あと、ついでにApple Musicも解約しようと思います。Spotifyの無料会員でそれなりに楽しめるし、YouTubeにも、公式のミュージックビデオはたくさんありますから」(Bさん)

 動画配信サービスが多様化し、無料でもいろいろなコンテンツを楽しむことができるようになったことで、“サブスク疲れ”に気づかされる機会も増えている。そうしたタイミングでサブスクのサービス利用についてあらためて見直してみる人もいるようだ。(了)

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