リモートワークでコンビニに行く理由がなくなった
メーカーに勤める20代女性・Bさんは、コンビニ弁当ではなく、外食にすることが増えた。
「コンビニは職場から徒歩1分の場所にありますが、5分歩いてサイゼリヤに行くようになりました。ランチは500円で、サラダとスープもついてくるのはすごいなと思います。コンビニでスープとサラダをつけたら、900円くらいはしてしまうので……。
外食なら、飲み水にも困りませんしね。野菜を摂りたい時は、日高屋の野菜たっぷりタンメン(麺少なめ)も好きで、よく行きます。こちらも500円くらいでおいしいです。お腹が空いている日は、町の中華屋さんの日替わり定食700円を注文します。満足度が高く、コスパがいいと思います」(Bさん)
Bさんは、リモートワークをする機会が増えたことも、“コンビニ弁当離れ”の理由の一つとして挙げる。
「内勤だった頃は、限られた昼休みの間に最も近くで弁当を買えるコンビニで弁当を選び、席で食べるというライフスタイルだったのですが、リモートワークになると、昼休みが自分の裁量でとれるし、コンビニに行く理由もなくなりました。出社しても時間をずらしてランチタイムをとることが認められるようになったうえ、たまにコンビニに行くと『高っ!』と思ってしまうようになってしまいました」(Bさん)
それでも選ばれる「安い」コンビニメニュー
自炊とコンビニを使い分けている人もいる。金融機関に勤務する30代男性・Cさんだ。
「コンビニランチは500円のワンコインが目安でしたが、最近は普通に弁当を選ぶと800円前後するように。500円以内で買える弁当が少なくなって、価格を抑えるには、ミニサイズの弁当にプラスで何か買うみたいに工夫しないといけません。そんな状況なので、今は自炊して弁当を作るか、家で炊いたご飯を持参して、コンビニでおかずだけ買うことが増えました」(Cさん)