もっとも、自炊が面倒な時には、コンビニを利用することもあるというCさん。コンビニメニューの中でも、安くて満足感のあるものに目が行くようになったという。
「ファミマの『30種類以上のスパイス使用こだわりカレー』は328円なんです。トッピング用にコロッケを追加しても428円、ファミチキ追加なら548円というコスパの良さ。ローソンが店内のキッチンで作っている『まちかど厨房』がある店舗もいいですね。時間帯によっては半額になって、お弁当が300円くらいになることもあります。安いものには敏感になり、そういうものを探すのがむしろ楽しみになっているほどです」(Cさん)
昼食といえばコンビニ弁当と決めていた人たちも、昨今の値上げラッシュを受けて、ライフスタイルの変化が生じている。そうしたなかでも選ばれるコンビニメニューは存在しており、スーパーや外食産業との間で繰り広げられる“昼食ニーズ”のパイの奪い合いは、今後ますます激化していくのかもしれない。(了)