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飲食店で相次ぐ迷惑行為の余波 衛生面が気になって“脱・現金”キャッシュレスに移行する人たち

迷惑行為でキャッシュレス化進む?(イメージ)

迷惑行為でキャッシュレス化進む?(イメージ)

 回転寿司チェーンの利用客による迷惑行為の動画投稿を皮切りに、飲食店での悪質ないたずらが次々と明るみに出ている。なかでも人々の不安を煽っているのは、醤油ボトルをなめる、箸の束を口に含むなど不衛生な行為だ。コロナ禍で衛生面への意識が高まっている中での出来事だけに、より注目を集めた格好だ。

 不特定多数の人が使っていて、きれいなものかどうかわからないという意味では、「現金」もその最たる例。今回の迷惑行為が話題になったことをきっかけに、これまで現金派だったが、キャッシャレス派への移行を検討し始めたという人たちもいる。

日常的に触る「現金」が気持ち悪くなった

 メーカーに勤務する40代男性・Aさんは、回転寿司チェーンをはじめとする飲食店の迷惑行為のニュースを見て、ショックを受けたという。

「回転寿司は、家族とも職場の同僚たちとも、よく利用していただけに思うところがありました。セルフサービスの性善説を覆す行為だと思いましたが、そんなことを言ったらキリがない。外食そのものができなくなります。衛生面を考えれば、ほかにも誰がどう触ったかわからない共用物ってありますよね。そう考えると、日常的に触るものとして“現金”が気持ち悪くなってきてしまって……」(Aさん)

 Aさんは特に潔癖症というわけではなかったが、なんとなく現金でのやり取りに不安を感じるようになった。現金を極力触らない生活を目指し、基本的に支払いはキャッシュレスに移行する予定だという。

「いくつかQRコード決済アプリは入れていたのですが、たまに使うくらいで、ほとんど使っていませんでした。今回の騒動を機に、本格的にキャッシュレスに移行しようと決心がつきました」(Aさん)

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