キャッシュレス決済が主流となりつつある現代。クレジットカードの需要は高い。だがどの会社のカードを選ぶべきか悩む人も少なくないかもしれない。節約の達人はどんな使い方をしているのか? お得に暮らすためのクレカ活用術を聞いた。
「すべての支払いをクレカだけでしている」と言うのは、ミニマリストのあやじまさん。
「私はクレカ2枚使いで、そのほかのキャッシュレス決済は使っていません。そのため、お財布も持っておらず、ショルダータイプのスマホケースにプライベートの買い物で使うクレカ1枚と仕事用のクレカ1枚、健康保険証、鍵、スーパーの会員カード、そして何かあったときのために千円札を1枚入れています。店舗で貯めるポイントも、片手で数えられる程度のものに絞って、スマホのアプリに入れています」(あやじまさん・以下同)
仕事とプライベートで2枚のクレカを使い分けているというが、具体的には何を使っているのだろうか。
「『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード(以下・マリオット・アメックス)』を、プライベートは『楽天カード』(年会費永年無料)を使っています。
マリオット・アメックスは年会費が4万9500円もして、かなり高いのですが、ポイントの付与率も非常に高く、そのポイントをさらに高い還元率でマイルに移行できるため、マイルを貯めている私にとってはかなりお得。それに、年間150万円以上使うと世界各地にある高級ホテル『マリオットホテル』系列の無料宿泊特典(1室1泊分。時期によって宿泊できるホテルは異なる)が付いてくるのも魅力です」
宿泊できるホテルの部屋もかなりランクの高いものになる。
「5つ星の何万円もするようなホテルも利用可能ですし、カード特典でワンランク以上高い部屋にアップグレードされることもあるので、年会費を払っても元が取れるんです。コロナ禍になってからは海外に行けなくなったので、いつか海外旅行をするときのためにと思って、仕事用の支払いでポイントをコツコツと貯めてきました」