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「もはやリスクでしかない」 就職活動を控える学生たちの間で「SNSアカウント削除」が広がっている

就活生たちは「SNSのリスク」にも敏感(イメージ)

就活生たちは「SNSのリスク」にも敏感(イメージ)

 回転寿司チェーン・スシローで、高校生の少年が醤油ボトルや湯呑みを舐めていた“ペロペロ事件”をはじめ、今年に入ってからTikTokを中心に“不謹慎動画”が次々と発見されている。SNSでこうした炎上事件が頻発するなか、就職活動を控えている学生たちのあいだで「SNSアカウント削除」の動きが広がっているという。

 過去にはTwitterにアップした不謹慎画像が拡散される「バカッター騒動」が注目を集めたが、そうした騒動を知らないTikTok世代による内輪の悪ノリ動画が、ここ最近また目立ち始めている。

 こうした不謹慎動画の炎上だけでなく、芸能人の過去の投稿が掘り起こされて「あいつ、こんなこと言っていた!」とバッシングの対象になる例もあり、SNS投稿のリスクがクローズアップされている。

 そんなSNSのリスクに対して敏感なのが、就職活動を控えている大学生たちだ。都内の私立大学に通う女性・Aさん(20歳/女性)は語る。

「格闘家の朝倉未来さんがツイッターアカウントを削除したというニュースを見て、今後もこういう有名人は増えていくと感じました。というのも、私も含めて就職活動を控えている友人のなかでは過去の投稿を一斉削除することが増えているからです。

 サークルの先輩から『企業は裏アカもチェックしてるよ』『個人が特定できるSNSは絶対にやらない方がいい』とアドバイスをもらって、そこから自分の素性がバレるようなSNSアカウントは削除するようにしました。先輩によれば、少し前は、自己PRの一部として、『おしゃれなインスタアカウント』などがプラスに働くようなケースもあったと聞きますが、今は逆にそれがリスクになっているのは間違いない。

 過去のちょっとした愚痴や文句が、数年後に掘り起こされて『こんなツイートをしていた!』と叩かれる社会なので、黒歴史はネット上に残さないに越したことはないですよね」(Aさん)

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