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韓国で大ブームの「MBTI診断」 日本でもZ世代を中心に浸透し「就活で自己PRに活用」する若者も

注目を集める「MBTI診断」とは?(イメージ)

注目を集める「MBTI診断」とは?(イメージ)

 最近、日本の若者のあいだでもブームになっている「MBTI診断」。日本MBTI協会の公式サイトの記述によると、「ユングのタイプ論をもとにした、世界45カ国以上で活用されている国際規格に基づいた性格検査」で、「ものの見方(感覚・直観)」、「判断のしかた(思考・感情)」、「興味関心の方向(外向・内向)」、「外界への接し方(判断的態度・知覚的態度)」の4つの指標によって、性格を計16タイプに分類して捉えるものだという。

 MBTIは特に韓国で大ブームになっており、K-POPアイドルたちのあいだで話題に上ることも多い。K-POPに詳しいライター・A氏はこう語る。

「MBTIは2022年頃から、韓国のMZ世代(1981~1995年生まれのミレニアル世代、1996~2012年生まれのZ世代)のあいだでブームになっています。韓国では年齢の上下関係にとても厳しいので、初対面では年齢を確認しますが、最近では年齢と一緒に『MBTIは何?』と盛り上がっています。

 火付け役になったのはBTSをはじめとする人気アイドルたち。アイドルがYouTubeなどで配信するコンテンツ動画のなかで、このMBTIを話題にしたものが増え、そこからファンの間でも一気に広まりました。

 たとえば、BTSのラッパーのSUGAさんは、【ISTP=巨匠:I(内向型)S(感覚型)T(思考型)P(知覚型)】というタイプだと明かしています。SUGAさんは職人気質なところがファンのあいだでは知られており、『思っていた通りの性格なんだ!』と盛り上がったり、自分のMTBIと推しのタイプが相性がよいかを調べたりして楽しんでいます」(Aさん)

 一方で、韓国では人間関係の構築においてMBTIに依存しすぎるという問題も浮上しているという。

「かつて日本でも“自分探しブーム”がありましたが、もしかするとMBTIもこれに近いかもしれません。いま韓国では恋人選びや友人選びの際にもMBTIを重視するという人も増えています。ゆっくりと人間関係を構築するのではなく、まず自分と合うタイプの人を選ぼうとするのです。しかし、MBTIは変化することもあるので、依存しすぎるのも考えものです」(同前)

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