定食チェーンの「やよい軒」での人気No.1定食を決定する『やよい軒 定食総選挙』が開催され、「しょうが焼定食」が見事1位に輝いた。
やよい軒の定食メニュー15品のなかから、人気No.1を決める企画で、2023年8月1日から8月24日までの間、特設サイトの応募フォームやX(旧ツイッター)で投票を実施。総得票数5万3361票のうち、1位は1万5228票を獲得した「しょうが焼定食」、2位は6911票の「から揚げ定食」、3位は6054票の「チキン南蛮定食」という結果だった。
「から揚げ定食」の2倍以上の票を獲得するほど、ぶっちぎりの1位となった「しょうが焼定食」。その魅力に迫った。
しょうが焼定食の安さはやよい軒の象徴
外食チェーンに詳しいライターの小浦大生氏は、「迷ったら『しょうが焼定食』。やはり最大の魅力は、定食のなかでも安いことです」と話す。
やよい軒の定番定食メニューの中で最も安いのは、700円の『大豆ミートのしょうが焼定食』。730円の『しょうが焼定食』は、それに次ぐ安さだ。
「やよい軒はごはんのおかわりが自由なので、“安いけどお腹いっぱいにならない”ということはほとんどない。安ければ安いだけ、消費者のメリットが大きいということです」(小浦氏)
2023年8月時点で、国内360店舗が展開されているやよい軒。定食チェーン大手の大戸屋は国内308店舗、まいどおおきに食堂は国内297店舗(いずれも2023年8月時点の店舗数)で、定食チェーンの国内店舗数としてはやよい軒がトップだ。
「業界トップのやよい軒は、ごはんのおかわり自由というシステムも含めて、その“コスパの良さ”が大きな魅力になっています。なかでも安い『しょうが焼定食』がもっとも人気だというのは、まさにやよい軒の魅力を象徴しているメニューと言えるでしょう。
コロナ禍と値上げラッシュを経て、定食チェーンはかなり苦境に立たされましたが、そのなかでやよい軒がトップに君臨しているのは、そうした安いメニューがあるからこそなのだと思います」(小浦氏)