6人組YouTuber『ちょんまげ小僧』のひとりが両手を大きく広げながら独自のアクセントで行う「ひき肉です」という自己紹介が、10~20代を中心に大流行している。チャンネル登録者数は、153万人にも上り、バレーボールの高橋藍選手(22才)を筆頭に多くの有名人が物まねするほど。「ひき肉です」は2023年の新語・流行語大賞にもノミネート。さらには6人でソフトバンクのCMにも起用されることが決まった。
彼らは2022年12月にチャンネルを開設した現役中学生YouTuberだ。全員があだ名で活動しており、メンバーは、ちょんまげ小僧、ナマズ、パンダ、イソ・ギンチャク、右足、そしてひき肉の6人。動画の編集は自分たちで行い、カードゲームをしたり公園で遊んだりと、主に中学生の放課後をそのまま切り取ったような動画を投稿している。
「ティーンに刺さるギャグセンスだけでなく、中学生とは思えない動画編集力が人気の秘訣でしょう。BGMを効果的に使い、冗長にならないよう平均2分、長くても10分程度にまとめられた動画が、“タイパ(タイムパフォーマンス)”を重視するZ世代にウケているようです」(広告代理店関係者)
彼らは九州地方在住の中学生とみられる「純朴な少年」たちのようだが、一気に上がった知名度により、想定外の状況になるかもしれない。
「YouTubeをはじめとしたSNSは広告収入が見込めます。再生回数はグングン伸びていて、今後収入が増えることは必至。あっという間に中学生だけでは管理できない金額になるでしょう」(前出・広告代理店関係者)