時にファンとして複雑な思いを抱えることもある「推しの結婚問題」をどう考えるか──。そのひとつのモデルケースとなるのが、KinKi Kidsの堂本剛(44)と、ももいろクローバーZ・百田夏菜子(29)のビッグカップルの結婚発表だろう。
1月11日に堂本と百田は連名で書面を発表。「この度、堂本剛と百田夏菜子は結婚いたしました事をご報告させていただきます。世界の平和を願い、自分たちのいまに感謝を込めて、一日一日を大切に生きていきたいと思います。 皆様のお心が少しでも平安に向かいますよう心よりお祈り申し上げます」と伝えた。
日本のアイドル界を牽引してきたビッグカップルの誕生には、KinKi Kidsとももクロのファンのみならず、推し活に励んできたさまざまな界隈のアイドルファンからも、喜びの声が上がっている。
2.5次元舞台に出演する俳優と男性声優を推してきたという女性・Aさん(20代/中学校教諭)は、こう話す。
「年明けには辛いニュースばかりだったので、ようやく明るいニュースが出たなと純粋に幸せな気持ちになりました。すでにSNSでも多くの人が書いていますが、事前に交際の噂がなかったこと、両者ともに“匂わせ”をしていなかったこと、結婚報告の書面に交際期間についての言及がなかったことなど、さすが日本のトップアイドルは違うなと(笑)。
私は、いわゆるイケメン声優が好きで、推しの交際報道や結婚報道に対して、正直かなり敏感に反応してしまう方です。自分でも悪いと思いつつ、ある男性声優さんの交際報道が出た際には、相手の女性声優さんにかんするアンチコメントを書いてしまったこともあり……。『推し事』にそれなりのお金とプライベートの時間を費やしてきたこともあり、交際や結婚は裏切られたような気がしていました。
でも、今回、剛さんと夏菜子ちゃんの結婚報道で気づくことができたんです。それは『結婚がイヤ』なのではなくて、『ファンを裏切るような交際や結婚がイヤ』だったんだと。この2人は交際を隠し通したこと、ファンへの報告の文面の内容も含めてファン・ファーストだったと思います。いま、2.5次元界隈や声優さんもアイドル化しているなかで、見習ってほしいと思う」(Aさん)