各店舗こだわりのチューハイを提供（写真左から「酎ハイスタンド 練屋」、「庄や」）
暖かさが日に日に増していく今日この頃。そんなときはスカッとしたビールやレモンサワーで乾杯！といきたいところですが……いえいえ、最近では食事をもっとおいしくする“チューハイ”がブレークしている。
最近の宅飲み用の缶チューハイはどんな家庭料理にも合う“無糖”が主流だが、外食店のチューハイは“その店の料理に合った味”が特徴。そこでいま行きたいチューハイの店を8店、紹介しよう。家では再現できない料理と酒のマリアージュを楽しめる店ばかりだ。
※価格はすべて税込で、特記がない限り2024年4月25日時点の実勢価格（編集部調べ）
目次
定番から新作まで！全国チェーン店が誇る銘チューハイ
●村さ来「創業時からある『元祖酎ハイ』は必飲！」
人気の後味爽やかなグレープフルーツ酎ハイ（写真左）。焼き鳥と好相性の「元祖酎ハイ（プレーン）」
1973年の創業時からあり、いまなお愛されているのが「元祖酎ハイ」シリーズ。「焼酎を炭酸で割り、レモンやりんごなどのシロップを加えたレシピは創業時のまま。食事がよりおいしく感じられる“魔法のドリンク”といわれています」（広報担当者）。
店舗情報：全国に63店舗ある（写真とデータは八田店）。
住所：愛知県名古屋市中村区並木2-262 フェニックス並木ビル1F
村さ来
●庄や「“昭和レトロ”ブームがチューハイにも！」
店の名物である手作りの「煮込み」や創業時から受け継がれている特製たれの焼き鳥とも相性抜群
古きよき大衆酒場の雰囲気を感じてもらうため2022年から提供を始めた、8種の「昭和レトロサワー」シリーズが話題。「昭和世代には懐かしさを、若い世代には新鮮さを感じさせるようです。一番人気は『コダマサワー バイス』（450円）。爽やかなしその風味が料理に合うと好評です」（広報担当者）。
店舗情報：全国123店舗（写真とデータは赤坂店）
住所：東京都港区赤坂2丁目10-9 ラウンドクロス赤坂1階
庄や
●プロント・キッサカバ（喫茶酒場）「コーヒーや紅茶風味のサワーが人気」
ナポリタンやピザと好相性な「スッキリ紅茶」（写真左）。「クリア珈琲」はほのかにレモンが香り爽やかな飲み口で肉料理と合う
飲食チェーン「PRONTO」は、2021年から昼はカフェ、夜はサカバ（酒場）の運営スタイルを開始した。「コーヒーや紅茶テイストのザ・ニューサワー『クリア珈琲』『スッキリ紅茶』など、PRONTOならではのカフェ要素が盛り込まれたオリジナルチューハイが人気です」（広報担当者）。洋食を食べながらの“ちょい飲み”におすすめ。
店舗情報：全国に200店舗（写真とデータは銀座コリドー店）
住所：東京都中央区銀座6-2 コリドー街
飲食チェーン「PRONTO」は、昼はカフェ、夜はサカバ（酒場）の運営スタイル
●熱烈中華食堂 日高屋「中華料理と相性抜群の“紹興酒ハイ”」
紹興酒「古越龍山」を使用した「ドラゴンハイボールR」（写真左）。「陸ハイボール」も人気
定食や麺類と一緒にランチで“ちょい飲み”できると人気なのが、「ドラゴンハイボール」。「これは紹興酒を炭酸水で割ったもので、爽やかな味わいで飲みやすいと好評です。中華料理との相性はいうまでもなく、特に辛い料理や揚げ物などがさっぱりおいしく召し上がれます」（広報担当者）。
店舗情報：全国415店舗（写真とデータは神楽坂外堀通店）
住所：東京都新宿区神楽坂1-9
熱烈中華食堂 日高屋
超個性派が勢揃い！個人店が誇る銘チューハイ
●酎ハイスタンド 練屋「茶葉、いれ方、配合比率が研究し尽くされた一杯」
凍頂烏龍ハイをはじめ、チューハイはすべてレギュラーサイズで500円。ラージサイズは600円。「3品盛り合わせ」は300円（撮影／浅野剛）
こだわりの茶葉を使った“お茶ハイ”がある立ち飲み店。「お茶ハイの味は、お茶のおいしさが肝ですから、茶葉を厳選し、いれ方、焼酎との配合比率を研究しました」と、店主の水野功一さん。キンミヤ焼酎を台湾製凍頂烏龍茶や東方美人茶で割った一杯は絶品。これだけを飲みに訪れたいほど。
住所：東京都練馬区豊玉北6-14-2
営業時間：月・水・金18～23時（LO22時30分）
定休日：火・木・日・祝
酎ハイスタンド 練屋（東京都練馬区豊玉北6-14-2）。撮影／浅野剛
●北海 三四郎「まろやかな味の『牛乳ハイ』。うっかり飲みすぎに注意！？」
じゃがいもとチーズ、明太子を合わせた「三ちゃんチーズ」や「ホルモン炒め」が名物。牛乳ハイともよく合う（撮影／浅野剛）
店の名物は「牛乳ハイ」（470円）。約30年前、店主の志田孝則さんが、いまはなき西巣鴨のもつ焼店「高木」から教えてもらったという。まろやかな味わいで飲みやすく、5～6杯飲む人も。自家製の梅やブルーベリー漬けを割ったブルーベリーサワー（450円）や梅酒サワー（480円）も人気。
住所：東京都板橋区板橋1-19-3
営業時間：火～日17～24時（LOは食事が22時50分、酒が23時20分）
定休日：月
店の名物は「牛乳ハイ」（470円）。約30年前、店主の志田孝則さんが、いまはなき西巣鴨のもつ焼店「高木」から教えてもらったという（撮影／浅野剛）
北海 三四郎（東京都板橋区板橋1-19-3）。撮影／浅野剛
●居酒屋 兆治「常時約150種類ある個性派チューハイは圧巻！」
サワーは一律400円。イチオシは「大谷翔平サワー」（撮影／浅野剛）
店の壁一面に貼られた短冊のメニューには、「疲労感軽減サワー」「ミラクルボディサワー」など個性的なメニューがズラリ。その数は約150。いずれもどんな味なのか想像つかない。「何で割っているか？ それは飲んでのお楽しみ（笑い）」（店主・碇谷弘さん）。
住所：東京都文京区千駄木3-31-15
営業時間：17～翌5時
定休日：日曜は不定休
店の壁一面に貼られた短冊のメニューには、「疲労感軽減サワー」「ミラクルボディサワー」など個性的なメニューがズラリ（撮影／浅野剛）
居酒屋 兆治（東京都文京区千駄木3-31-15）。撮影／浅野剛
●うち田「魚介の味を引き立てる『わさびサワー』が絶品」
わさびサワーと一緒に食べたいのが国産天然ものの刺し身を盛り合わせた「特選3点盛」
店主の内田高之さん自らが厳選してきた鮮魚を、刺し身などで提供してくれるこの店では、刺し身に添える伊豆産の高級本わさびをたっぷり入れて作った「わさびサワー」（990円）が人気だ。辛みはなく爽やかなのどごしで、魚介にぴったり。ほかにも、パッションフルーツなど旬の果物を使ったサワー（990円）もおすすめだ。
住所：東京都世田谷区太子堂4-28-6サダン太田ビル1F
営業時間：月～金16～24時、土・祝14～23時
定休日：日 ※月に1回連休あり
うち田（東京都世田谷区太子堂4-28-6サダン太田ビル1F）
取材・文／桜田容子
※女性セブン2024年5月23日号
