モスバーガーは5月22日、全国の店舗においてコーヒー、紅茶、オレンジジュースの価格改定を行った。「ブレンドコーヒー」「アイスコーヒー」「紅茶」「アイスティー」は全サイズ10円の値上げ。「おかわりコーヒー」は20円の値上げ。「100%オレンジジュース(S)」は40円の値上げ。「レギュラーセット」の「100%オレンジジュース(M)」は70円の値上げとなる。
また「モスバーガー」店舗については、価格改定とともにコーヒー豆を変更。カフェタイプの「モスバーガー&カフェ」店舗ではコーヒー豆の変更はない。
●モスバーガーの主な価格改定(2024年5月22日より)
「ブレンドコーヒー」(モスバーガー)280円→290円
「ブレンドコーヒー」(モスバーガー&カフェ)320円→330円
「おかわりコーヒー」100円→120円
「アイスティー(S)」250円→260円
「100%オレンジジュース(S)」250円→290円
モスバーガーの公式サイトによると〈昨今の世界的な天候不順の影響などにより原材料の調達コストが上昇〉しているなか、〈内部努力だけでは賄いきれない状況となっており、とくに影響が顕著なコーヒー、紅茶、オレンジジュースに限って販売価格を変更する〉という。
今回のドリンクの値上げに対して、ネット上では〈家に持って帰るならドリンクはなしでいいかな〉、〈ドリンクは、もういらないかな…〉といった声も上がっている。モスバーガーのドリンクの値段について、高くなったことを実感するユーザーは少なくなさそうだ。ファストフード事情に詳しいライターの小浦大生氏はこう話す。
「かつてはマクドナルドが圧倒的に安くて、モスバーガーは比較的高い価格帯というイメージでしたが、昨今のマクドナルドの値上げによって、両者の価格が近づいてきていると話題にもなっていました。しかし、それは一部のバーガー類に限った話であり、ドリンクについてはマクドナルドのほうが安いという状況は変わりません。
特にファストフードではセットメニューを注文することが多いわけですが、マクドナルドのセットメニューの価格はプラス270~320円。一方モスバーガーのセットメニューはプラス450円です。もちろん提供しているメニューの内容が違うので価格に差があるのは仕方ないとしても、両者のセットメニューの価格差がドリンクの価格差の反映であることは間違いないでしょうね」