もうすぐ子供たちは夏休み。社会人でも夏季休暇の予定を考えている人もいるだろう。旅行やレジャー、帰省などといった計画が楽しいシーズンだが、「自宅で過ごす」と決めた人たちも多いようだ。日本生命が7月5日に発表したアンケート調査によると、「今年の夏季休暇の過ごし方」は「自宅・自宅周辺で過ごす」が最多で、48.4%でほぼ半数だった。
せっかくの休みでも基本的には自宅で過ごす傾向が強いことが浮かび上がるが、その理由は何か、またどのように過ごし方を予定しているのか。夏休みは自宅で過ごす派の人たちに話を聞いた。
宿泊費の高騰と“外国人の多さ”がネックに
IT企業勤務の20代女性・Aさんは友人らと一泊旅行を予定していたが、中止することにした。理由は「宿泊費の高騰」だ。
「去年と同じ旅行プランでも宿泊費や交通費などが値上がり、旅費が2万円以上も増加していて、びっくり。せっかくの休みなので一泊でもいいからどこかに行きたいと思ったのに、この金額出すなら、前なら2泊3日行けたなというレベル。あと、行っても外国人観光客が多くて混雑していてのんびりもできない気がして。友人たちと話し合った結果、別に行かなくてもいいやという結論になりました」
旅行そのものをあきらめたAさんは、旅行に行く予定だった友人と「家飲み」を満喫するつもりだという。
「家飲みでも、休日なので“何もしない”ことをルールに、食べ物はつくらずにデリバリーかプチ贅沢してデパ地下で調達します。旅行に行かない分、近くの銭湯に行って、家飲みをしながら一緒にDVDでも見てダラダラ雑談をしようかなという計画です」(Aさん)