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【戸松信博氏が厳選】2024年後半の株式市場「4つの注目テーマ」から導き出される注目銘柄 米大統領選挙・半導体・日銀金融政策・コーポレートガバナンス改革

激動の株式市場で戸松信博氏が注目する「2024年後半のテーマ」とは

激動の株式市場で戸松信博氏が注目する「2024年後半のテーマ」とは

 2024年11月に行われる米大統領選は株式市場にも大きな影響を与えると見られている。グローバルリンクアドバイザーズ代表の戸松信博氏は米大統領選以外にもこの夏以降、注目したいテーマがあるという。戸松氏が銘柄選びのポイントとともに2024年後半注目の4テーマを解説する。

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 銘柄選びのポイントは、「技術力など独自の強みがあり、圧倒的なシェアを持っている」ことです。かつ時流に沿ったテーマも伴っていれば、成長が望め、株価上昇も期待できるでしょう。そこでこの夏以降、注目すべきテーマとして以下の4つを取り上げ、銘柄を選んだので参考にしてみてください(別掲表参照)。

戸松信博氏が注目する“いま仕込みたい株”5選

戸松信博氏が注目する“いま仕込みたい株”5選

【1】米国大統領選挙
 トランプ氏当選の可能性もある。その時に備えた銘柄を選びたい。また大統領選に向けて景気悪化は避けたい思惑から、資金が市場に溢れる「過剰流動性相場」が続く見込みなので、株価も上昇傾向が続くと予想します。

【2】半導体関連
 現在は生成AI中心に半導体関連銘柄が盛り上がっていますが、将来的にはEVや自動運転など裾野は広がる。そこで不可欠となる高性能半導体の需要拡大は必至。日本には半導体製造装置関連で世界シェアトップ銘柄が多いので、そこが狙い目になると見ています。

【3】日銀の金融政策の転換
 いよいよ日本でも政策金利が徐々に上昇していく可能性が高まっています。金利上昇でメリットを受ける日本の金融関連銘柄も要注目です。

【4】コーポレートガバナンス改革の結実
 これまで日本企業は利益が積み上がっても投資家に還元してきませんでした。しかし、コーポレートガバナンス改革で増配や自社株買いなど株主還元を強化する体制が整ってきました。欧米の機関投資家が日本の大型バリュー株を見直すきっかけとなっており、この流れは今後も続くと見ています。

【プロフィール】
戸松信博/大学時代より早期に1億円を貯める方法を考え、中国株への投資を開始。メルマガの購読者数は累計3万人を超える。「Yahoo!ファイナンス2015年」株価予想達人ランキング、パフォーマンス第1位。現在は代表を務めるグローバルリンクアドバイザーズで日本株、中国株、米国株など投資情報を発信。

※週刊ポスト2024年8月16・23日号

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