藤川里絵「さあ、投資を始めよう!」

高金利の「米ドルへの投資」として注目したいFX ハイリスクなイメージ強いがレバレッジをかけずに長期投資も可能、手数料は外貨預金よりも断然安い

過度にレバレッジをかけすぎないよう注意したうえでFXを活用したい(写真:イメージマート)

過度にレバレッジをかけすぎないよう注意したうえでFXを活用したい(写真:イメージマート)

 FX(外国為替証拠金取引)は最大25倍までのレバレッジがかけられるため、一般的に、短期で投機的な投資のイメージがあるかもしれないが、長期投資として利用することもできる。ドル円の金利差は縮小方向にあるとはいえいまだに大きく、現在、保有しているだけで4%近くのスワップポイントが入ってくるため、長期保有にも向いている。『世界一楽しい!会社四季報の読み方』などの著書がある個人投資家で株式投資講師・藤川里絵さんが解説するシリーズ「さあ、投資を始めよう!」。第106回は、「FXの長期投資」について。

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 最近、為替のボラティリティが高いため、FX投資に注目する人が増えてきたようです。FXといえば、チャートを睨みながらやる短期トレードをイメージしがちですが、じつは長期投資でも十分旨味があります。

FXで得られる利益

 FXの利益は2種類あります。ひとつは、通貨が安いときに買って、高くなったときに売る(あるいは逆に通貨が高いときに売って、安くなったときに買い戻す)ことで得られる為替差益。もうひとつは、通貨を保有している間受け取るスワップポイントです。スワップポイントは、金利みたいなものだと思ってください。通貨が値上がりしようと値下がりしようと関係なく受け取れます。

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