ライフ

「自分の子じゃないかも…」浮気相手の妊娠発覚に“托卵疑惑”を抱きながら結婚した男性が「新たに自分の子供はつくらない」と決心した理由

妻の「托卵疑惑」に夫はどのような心境なのか(イメージ)

妻の「托卵疑惑」に夫はどのような心境なのか(イメージ)

 托卵という言葉がある。動物の習性の一つとして、自分の卵の世話などを他の動物に代行させることを指し、カッコウがすることで有名だ。これを人間に置き換え、「托卵女子」や「托卵妻」という造語が昨今SNSを賑わせる。こちらは夫以外の男性の間にできた子供を、夫に実の子供と思わせ、一緒に育てる女性のことである。

 そうした「托卵」は10月17日からフジテレビで始まるドラマ『わたしの宝物』でもテーマとされるなど、注目度がますます高まっているが、リアルケースではどうなのか。「托卵の子を育てているかもしれない」という男性から、その経緯と胸中を聞いた。(前後編の前編)

学生時代に婚約していたが、浮気相手から「子供ができた」

 外資系金融機関に勤める佐々木さん(30代男性、仮名)は、帰国子女で英語が堪能、国立大学卒というハイスペック男性で、年収は1000万円を超える。本人は「托卵で授かった子を育てている」と語るが、なぜそれを知っているのか、またなぜ育てることになったのか。

「僕は大学2年から4年までの間、2歳年上の先輩と交際していたのですが、いわゆる浮気をしてしまっていた時期があるのです」(佐々木さん、以下「」内同)

 佐々木さんの浮気相手は、もともと自身が家庭教師をしていた1歳年下の女性・橘さん(仮名)だ。橘さんは佐々木さんの指導の甲斐あって、私立大に入学。インカレサークルで再び顔を合わせるうち、橘さんが大学2年生、佐々木さんが大学3年生の終わり頃、男女の関係となってしまった。

「僕は早々に内定が決まり、一足先に社会人になっていた当時の彼女からは『早く結婚したい』と言われていたこともあって、卒業したら籍を入れるべく、婚約していました。両家との顔合わせなども在学中に済ませていました。そして僕が大学を卒業し、結婚式についての相談も佳境に入ろうとする頃のこと。橘さんに呼び出され、深刻な顔で『子供ができた』と言われたのです」(佐々木さん)

次のページ:友人からは「DNA鑑定をするべきだ」
関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。