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土俵に埋まるカネ

横綱昇進で豊昇龍の“給金”はどう上がる?「給料+褒賞金」は年1000万円増だが1本手取り3万円の「懸賞金」は“ひとり横綱”に集中して激増の見込み

奉納土俵入りを披露した豊昇龍(写真・時事通信フォト)

奉納土俵入りを披露した豊昇龍(写真・時事通信フォト)

 第74代横綱に昇進した豊昇龍。出羽海一門の武蔵川親方(元横綱・武蔵丸)から雲竜型の土俵入りの指導を受け、1月31日の明治神宮奉納土俵入りで横綱デビュー。国技館での初の土俵入りは2月1日の元幕内・徳勝龍の断髪式となり、今後は相撲協会の看板力士として本場所や巡業で土俵入りを披露することになる。

 横綱になると待遇が大きく変わる。大関時代から、場所入りに際しての運転手付きの自家用車の使用が認められ、移動時の新幹線はグリーン車、海外公演などの際の航空機はファーストクラスといった待遇になるが、横綱になると宿泊料や日当がアップする。

 月給は大関時代より50万円増えて月300万円となる。それに伴い年2回の賞与は年間で100万円増額となって600万円に。本場所ごとに三役へ支払われる特別手当も大関時代より5万円アップの20万円となった。年6場所で30万円の増額である。

 本場所ごとに年6回もらえる「褒賞金」も大きく増える。ベースとなる「持ち給金(褒賞金支給標準額)」を4000倍にした額が支払われる。序ノ口に名前が出ると3円、1つの勝ち越しにつき50銭が加算される。実際には十両以上の関取にしか支給されないが、十両になれば40円、幕内60円、大関100円、横綱150円に引き上げられて、そこから積み上げていく形式だ。この間に金星(10円)、幕内優勝(30円)、全勝優勝(50円)があれば合わせて上乗せされる。

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