6月1日から、NTTドコモとauが新料金プランを開始した。例えばドコモの場合、家族3人でデータ通信量が1GB以下のプラン(割引プランを採用しない定価の通信料の場合)に加入すると、通信料は約2~3割引になる。auも従来の「スーパーカケホ+データ定額1」と「LTE NET」に加入していた人が、「新auピタットプラン」にすると、4割引になるよう値下げに踏み切ったのだ。
とはいえ、それはあくまで定価。スマホ料金をもっとお得にするためには、家族割引やキャンペーン、セット割を併用したい。3社の各サービスを比較し、自分に合ったサービスを選ぼう。
家族割引を活用
家族で同じ通信会社に契約すると、割引が適用されるのが「家族割引」。実は各社によって“家族の定義”が異なる。ITジャーナリストの三上洋さんが語る。
「ドコモとソフトバンクの場合、別居している家族も対象になりますが、auは血縁者でもひとり暮らしなどで別居をすると対象外になってしまいます」
ソフトバンクは、一つ屋根の下に住んでいれば戸籍上の家族でなくても対象になる。
【NTTドコモ】
家族でドコモの「ファミリー割引」に入り、「ギガホ」などの対象プランに入ると家族内の国内通話が無料になり、契約者数に応じて最大1000円引きに。別居親族も含め20回線まで契約できる。
【au】
2人以上で「家族割プラス」に入ると、対象プランの月額料金が最大1000円引きに(原則同居家族のみ適用)。家族間の国内通話・SMSが無料になる「家族割」もある。契約は10回線まで。
【ソフトバンク】
「みんな家族割+」に入ると、契約者数に応じて対象プランの月額利用料が500円から2000円までオフに。割引対象は、同居・別居中の家族や親戚、同居中の恋人、シェアハウスの仲間など同じ住所に暮らすならOK。
(*申し込む際に所定の証明書を提出する場合もある。詳細は各社HPを参照)