入れ替わりの激しい飲料業界の中で、炭酸飲料の定番として確立されている感のあるコーラ飲料。だが、消費者の声を聞くと、最近あまりコーラを飲まなくなったという声も出ているようだ。一体何が起きているのか。コーラを飲まなくなった人たちの本音を聞いてみた。
40代前半の男性会社員・Aさんは糖質が気になり、コーラをはじめとする砂糖入りの炭酸飲料を一切飲まなくなったという。
「糖質制限を始めてからコーラは飲まなくなりました。よく仕事終わりにスカッとしたいとき、ハンバーガーやピザと一緒に飲んでいたんですが、これが太る原因だと気づいてからはやめました。それでも、一時期は砂糖を使っておらず、カロリーゼロのコーラを愛飲していました」
健康志向が強まったAさんは、結局、そのまま“コーラ離れ”へと向かっていったという。
「コーラを飲むとお菓子もセットで食べたくなるんです。だから、水か烏龍茶、コーヒーを選ぶようになりました。炭酸飲料が飲みたくなったら、無糖の炭酸水を飲むようにしています。すっかりコーラなしの生活ですが、特に禁断症状もありません。習慣の問題だけだったようです」(Aさん)
コーラを飲むという選択肢がそもそもないというのは、20代前半の男子大学生・Bさんだ。
「お金を節約したいので、基本的に水かお茶を水筒に入れて持ち歩いています。カフェに入ったらコーヒー、炭酸飲料は『モンスターエナジー』や『レッドブル』などのエナジードリンクしか飲みません。友人でもエナジードリンク派が多いですね。周りの女子も買うのは水やカフェオレ、ミルクティーとかですかね。あとはタピオカに夢中ですし……」