10月1日には、消費税が2%上がるが、その増税分が問題にならないほどの割引率を誇るのが「家電アウトレット」店だ。
家電アウトレット店で主に扱っている商品は、「型落ち品」、「展示品」、外箱にキズなどがある「外装不良品」、なんらかの理由でメーカーが動作確認をし直した「再調整品」だ
「アウトレット店の魅力は、現品限りの早い者勝ちという点。取り置きができないため、定期的な店頭チェックが必要になりますが、ネット販売にはない最安値のお宝を発掘できる楽しみがあります」(家電コーディネーターの戸井田園子さん)
新製品にこだわらないが、きちんと現物を見てから選びたい人には絶好の場所だ。
「展示品というと敬遠する人もいますが、冷蔵庫や洗濯機などの白物家電の場合、たとえ展示していても通電していないケースが多いので性能の劣化は少なく、量販店でのセール最終売価よりさらに2~3割は安くなります」(ビックカメラアウトレット池袋東口店・大渡真吾さん)
以下、実際にどんな家電がどれくらいの価格で売られていたのかを紹介しよう。安値の目安にしてもらいたい。
「家電アウトレット」に実際に行ってみた
今回訪れたのは「ビックカメラアウトレット池袋東口店」(東京)だ。家電アウトレットで見ることができるリアル店舗の底値と魅力をお届けする(※商品価格や情報は2019年8月20日現在。アウトレットの在庫状況は日々変わります)。
【テレビ】
ハイセンスの55V型4K液晶テレビ『55U7E』は、東芝との共同開発で生まれた高性能映像エンジンを搭載した高画質テレビ。今年3月の発売時は15万8760円だったが、最終店頭価格で14万184円に。それがアウトレットの展示品になると10万7784円に下がった。
パナソニックの55V型4K有機ELテレビ『ビエラ TH-55FZ950』は、階調や色を忠実に再現する「ヘキサクロマドライブ プラス」を搭載。昨年6月の当初価格は43万1870円だが、最終店頭価格は18万4993円に。さらに、型落ち品でかつ展示品になると12万8498円に。