9月20日に発売された「iPhone 11」シリーズ。日本では消費増税の直前ということもあって、iPhoneユーザーたちの間で大きな話題となっており、依然として“iPhone熱”が健在であることがわかる。その一方で、今年は「iPhone8」に注目が集まるといったユーザーの反応も出ているようだ。
アップルが発表したiPhone11シリーズは、iPhone 11(8万784円?)、iPhone 11 Pro(11万5344円?)、iPhone 11 Pro MAX(12万9384円 ※価格はいずれもアップルストアで一括購入・税込み)。目立った変更点としては、何といっても11は2眼化、Pro は3眼化などカメラの進化だ。ミッドナイトグリーンやパープルなど新カラーも登場した。
そんな真新しいiPhone 11シリーズをよそに、2017年発売のiPhone8を購入したという声が数多く聞こえてくる。一体なぜなのか、ユーザーが今あえて“型落ち”を選ぶ本音を探った。
30代女性会社員・Aさんは2018年発売のiPhone XSを使用していたが、半年足らずで売却してiPhone8に機種変更したという。
「もともとはiPhone7を2年くらい使っていて、あまり不満はなかったのですが、バッテリーの劣化を感じていたのと最新機種の進化を知りたくて、iPhone XSに変更しました」
AさんはiPhone XSを約11万円で購入。有機ELディスプレイやカメラのポートレート機能、キビキビと動くその動作に驚きとともに感動さえ覚えたという。しかし、使用していくうちに「ちょっと違っていた…」と後悔の言葉を口にする。
「その重さとサイズ感に耐えられませんでした。ポケットに気軽に入れたいのに、なんだかかんだでかさばります。もはや“携帯”という感じはしません。私の手の大きさだとギリギリ片手での操作が厳しくてイライラ。無理な操作から落とすことも多くて、全画面ディスプレイが割れるんじゃないかっていつもヒヤヒヤしていました。だから、今回のiPhone 11には最初から興味を持たなかったのですが、同時にiPhone8が値下げされたことで私の悩みは解決しました」(Aさん)