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前回は30億円が未換金? なぜ年末ジャンボに換金漏れが多いのか

年末ジャンボの換金漏れはなぜ多い?(写真:時事通信フォト)

年末ジャンボの換金漏れはなぜ多い?(写真:時事通信フォト)

 2019年の大晦日に抽せんされた「年末ジャンボ宝くじ」の換金が、1月7日から始まっている。当せんされた人は忘れずに、そして、できればなるべく早めに引き換えるようにするといいだろう。というのも、2018年の「年末ジャンボ(ミニとプチを含む)」では、支払期限(2020年1月6日)の半月前になっても、7億円2本、1億5000万円4本をはじめとして、1000万円以上の高額当せん86本、総額約30億円が未換金状態だったからだ。

 ちなみに支払期限を過ぎて時効になった場合、その時効当せん金は、都道府県や市町村などの地方自治体の収益金として分配される。

 このように、多くの換金漏れが発生する原因のひとつとして、「ジャンボミニ」の存在が考えられる。数年前から「ジャンボ宝くじ」と同時に、当せん確率の高い「ジャンボミニ」も併売されるようになった。しかも、ジャンボもミニも同じ日に抽せんが行われるため、新聞などに当せん番号が発表される際は、当然ながら一緒に並べて掲載されることがほとんど。このとき、ジャンボとミニの番号を見間違えているケースも十分考えられる。

 自分で確認した後、さらに売り場の機械で再確認してもらうことで、番号の見落とし防止につながる。せっかくの当せん金をふいにしないためにも、そうした習慣を心掛けてみてはどうだろうか。

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