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1ぱち、5スロ… 低貸しで遊ぶユーザーの「負けて当たり前」の心理

少ないお金で遊べる「低貸し」ユーザーたちの心理は(イメージ)

 パチンコ店に掲げられているポスターやのぼりにある「1ぱち(1パチ)」や「5スロ」という文字。これらは、通常よりも安い料金でパチンコやパチスロが遊べることを意味するものだ。パチンコ業界に詳しいフリーライター・藤井夏樹氏が説明する。

「通常、ユーザーはパチンコの場合1玉4円、パチスロはメダル1枚20円で店から借りて、それを使って遊技しますが、『1ぱち』であればパチンコ1玉1円、『5スロ』であればメダル1枚5円で借りられるというものです。

 当然、景品と交換する際も1玉1円以下、メダル1枚5円以下で計算されます。つまり、通常のパチンコ・パチスロよりも少ないお金で遊べる一方で、勝ちも少ないということです。料金の“レート”は店によって様々で、“0.5ぱち”なんていうものもあります。

 店内では貸玉料金によってエリアが分かれており、異なる料金のパチンコ玉やメダルを持ち込むことはできません。ただ、“貯玉”という形で預けている出玉については、貸玉料金に合わせた数を引き出すことができる店もあります。たとえば、“4ぱち”で100玉を獲得して預けていた場合、それを“1ぱち”用の400発として引き出すこともできるということです」

 パチンコ店によってシステムは異なるが、いずれにしろ少額で遊べるというのが、1ぱちや5スロ。では、ユーザーの立場からして、一般の料金で遊ぶのと低貸しで遊ぶのでは、何が違うのだろうか。

負けが込んできて1ぱちに移行

 40代の自営業の男性Aさんは、20年来のパチンコファン。以前はもっぱら4ぱちで遊んでいたが、最近は1ぱちがメインになっているという。

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