新型コロナウイルスの脅威がなくならない中、夏の旅行でも気をつけたいのが、感染リスクを避けるテクニックと安心できる宿&行楽地選びだ。今夏の旅行で知っておきたいポイントを紹介しよう。
飛行機は約3分、新幹線は6~8分で空気が一新
マスク着用で3密を避け、ソーシャルディスタンスを保って、大声で話さないなどの「新しい生活様式」は、夏旅においても必須項目。とはいえ、不安が尽きないのが、旅先への移動手段だ。
「不特定多数と密になる状況を避け、車や自転車を利用する人も増えるでしょう。公共交通機関を使う場合、窓の開かない車内の換気が心配になりますが、調べたところ、飛行機は約3分、JRの新幹線は約6~8分で、室内の空気が入れ替わっているそうです」(旅行ジャーナリストの村田和子さん・以下同)
3密回避が難しいと思われる貸切・高速路線用の大型観光バスについて、バス用エアコンメーカーの担当者は、「車体設計にもよりますが、エアコンを外気導入モードで使用すれば5~7分程度で空気が入れ替わります」と語る。
最近は、「ひとり2席利用!19名限定ツアー」(クラブツーリズム)など、窓側席のみを利用するツアーも登場している。つまり、移動時の換気能力はほぼ問題ない。だが、ひじ掛けを除菌シートで拭き、手すりやドアノブに触ったら手洗いを行い、宿や家についたらうがいをするなどの自衛は、怠ってはいけない。