吉田みく「誰にだって言い分があります」

レジ袋有料化で批判高まる“ポリ袋ハンター”が告白「いまさら何?」

レジ袋有料化で「無料のポリ袋」を余分に持ち帰る人たちの言い分は?

スーパーの袋詰めコーナーが殺伐としている

 7月からのレジ袋有料化は巷にさまざまな波紋を呼んでいる。スーパーで無償提供されるロール状のポリ袋を必要以上に持ち帰る人を“ポリ袋ハンター”と名付け、非難する風潮もその一つだろう。その当事者である30代の子育て主婦に、フリーライターの吉田みく氏が話を聞いた。

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「ポリ袋が気軽にもらえなくなるのは、困るというか……」

 少し苛立った様子で話してくれたのは、埼玉県在住の主婦・竹本ゆかりさん(仮名・39歳)。夫と3人の子供(7歳・5歳・1歳)と計5人で暮らしている。最近問題視されている“ポリ袋ハンター”について、当事者としての話を聞くことができた。

 ポリ袋ハンターとは、スーパーマーケットに無料で置かれているロール状のポリ袋を必要枚数以上に持ち帰っている人のことを指す。ぐるぐるとロールを巻き取ることから、“ポリ袋ぐるぐるマン”と呼ばれることもある。中にはロールごと持ち帰る猛者もいるようだ。

 そもそも購入商品を入れる目的で提供されているため、過剰に持ち帰る人に対して「マナー違反」といった声が上がってきている。以前からポリ袋ハンターはいたものの、7月からのレジ袋有料化をきっかけにピックアップされるようになったようだ。

「はっきりとした枚数は分かりませんが、1回行くと20枚くらいでしょうか」(竹本さん、以下同)

 竹本さんはスーパーマーケットへ行くと、必ずポリ袋を貰ってきているそうだ。始めたきっかけは、ママ友からのアドバイス。“スーパーでもらえるポリ袋って便利だよ!”という話から、竹本さんも持ち帰るようになった。

「皆もらっているということもあり、罪の意識は薄いですね」

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