新型コロナウイルス対策で外出自粛が続く中、多くの人にとって懸念事項となっているのが慢性的な運動不足だろう。「新しい生活様式におけるスポーツの在り方」を提唱しているスポーツ庁は、コロナ禍による運動不足の二次的な健康被害として、ウイルス感染への不安の増幅やストレスの蓄積、体重増加や生活習慣病の発症などを挙げている。
そこで推奨されているのが、屋内(自宅)で行える筋トレやヨガ、ストレッチ、また屋外では密になりづらいウォーキングやジョギングだ。例に漏れずテレワークによる運動不足で腰痛、肩こり、体調不良と満身創痍の女性記者A(30代)は、7月中旬にトランポリンの購入を決意した。1か月ほど使用して感じた、自宅用トランポリンの注意点などについてレポートする。
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記者はデスクワークによる強い肩こり、首こりと腰痛に日々悩まされており、定期的にマッサージや整体院に通っている。緊急事態宣言明けに数か月ぶりに通院すると、担当したスタッフから「運動不足が原因。まずはウォーキング。家ではフラフープやトランポリンがおすすめ。脂肪燃焼効果も高い」というアドバイスをもらった。
そもそも自宅用のトランポリンがあること自体、知らなかったが、さっそくAmazonで検索してみることに。すると「室内用トランポリン」というカテゴリーを発見。子供用タイプから、大人用までサイズまで、実に様々な種類のトランポリンが販売されている。いずれも想像していたよりお手軽価格で手が出しやすい。カテゴリー内の売れ筋ランキング上位の商品は、4000~9000円ほどだった。
複数の商品を比較見当したうえで、購入したのは直径1メートル、高さ22センチほどのトランポリン。決め手は安全認証がなされていることと、対荷重150kgのエクササイズに適したドイツ製の商品という点だ。
注文をするとすぐに自宅に商品が到着した。想像以上の大きなサイズと重量感に一瞬圧倒されてしまう。とくにバネ部分が強力で、組み立てには予想以上に力が必要で、組み立てには30分以上かかってしまった。腕の力だけでは折りたたまれたトランポリンを広げることができず、足で広げたため膝下にあざが……。ある程度、力がある人間のサポートがあるとよかった。