他人のお財布事情は何かと気になるが、親しい友人にもなかなか聞けないのが「へそくり」の実態だ。もしものときの貯えとして、実は戦国時代には「女のたしなみ」とまでいわれたへそくりだが、その実態はどうなっているのか。
今回、本誌『女性セブン』のメールマガジン・セブンズクラブでは、会員を対象にへそくりに関するアンケートを実施(全国の20~80代の男性・女性916人が回答。実施期間2020年8月20~26日)。へそくりをしている人は、916人中358人で、以前していた人は345人、合わせて全体の65%が、へそくり経験者だった。
へそくりの合計金額(最高額)はいくらかを聞いたところ、「5万円以下」が143人、「5万~10万円」が144人という結果で、10万円未満が約48%を占めた。多くの人は生活費の中から少しずつ貯めている人が多いようだ。しかし、一方で「1000万円以上」という人も19人で、かなりのお金をへそくりとして貯めている人もいる模様。家庭によりさまざまなパターンがあるが、以下にへそくり経験者の声を紹介する。
●ふだんは夫がしている仏壇の掃除を珍しく私がしたら、引き出しの奥に封筒が。確かめると10万円ほど入っていました。買い物で残ったおつりから貯めていたようなので、そのまま黙っていたら、後日、夫は「へそくり貯めたんだ~」と得意げに言い、温泉に連れて行ってくれました。(51才・パート)
●へそくりは、海外旅行に行くときだけ使うスーツケースの中の、海外旅行用の財布に隠しています。もし見つかっても、「入れたまま忘れてた」とか、「次回の旅行で使うつもり」と、言い訳できるから。(49才・主婦)
●炊飯器の底に密閉袋に入れて張り付けています。空き巣に入られたときも無事でしたよ。(36才・パート)
●家電などの取扱説明書の間に挟んでおけば絶対見つかりません。すでに使い方がわかっている家電の説明書を引っ張り出して見ることはないので、安全だと思います(36才・パート)
●生理用品と一緒に入れておくと男性は触らないので見つかりにくい。(30才・会社員)