中川淳一郎氏が塩焼きしたサンマ。「いただきます！」
秋の大衆魚の代表といえばサンマ！ しかしこの数年、不漁が続き、かなり「高嶺の花」となり、今では高級魚の仲間入りをしてしまった。10年前は1シーズンに20回以上はサンマを食べていたというネットニュース編集者の中川淳一郎氏が、今年のサンマを「清水の舞台から飛び降りる」つもりで買ってみた。
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15年ぐらい前、サンマは1匹59～89円で買えることが多かったように記憶しています。27年前には、某居酒屋チェーンで「サンマ祭」をやっていて、塩焼きが1匹90円だったこともありました。
それが今年はとにかく高い！ 2010年代の中盤までも1匹98円～158円で買えましたが、今年見た最安値は2匹680円でした。恐らくこれ以上安くなることはないだろうと、思い切って買ってみましたがやっぱりおいしい。秋の味覚の王者です。
今年は2匹で980円（中川氏が都内のスーパーで買ったサンマ）
そして、そろそろシーズンも終わるかな……と今年最後の覚悟でスーパーへ。2匹980円（1匹当たり490円！）でした……。このスーパーはブリのアラが1.78キロで 380円だったりしたこともあり、非常に安く食品を提供してくれる店なのですが、2匹のサンマは巨大な真鯛1匹と同程度の価格なのです。
さて、こんな高級品を早速オレは食べていいのだろうか……という逡巡をしながらも重さを量ってみると1匹は132グラムで、もう1匹は131グラムでした。過去には1匹160グラムのサンマも食べたことがあるので、まぁ、痩せていますね。本当は腹がドーンと出て骨の周りに脂がギトギトについたサンマが好きなのですが、恐らくこのサイズではそれは見込めないでしょう。でも仕方がない。不漁ですから。
