冬は鍋を食べて体を温めたくなる季節。冬期限定で鍋メニューを提供する外食チェーンも多い。なかでも、毎年多くのファンが待ち焦がれているのが、定食チェーン「やよい軒」の鍋メニューだ。外食チェーンに詳しいフリーライターの小浦大生氏が説明する。
「やよい軒は毎年冬に鍋メニューを販売しています。発売される鍋の種類はその年によって変わるのですが、2018年以降は『チゲ定食』『しょうが鍋定食』『すき焼き定食』という3種類の鍋メニューを販売しています。1人で食べる定食サイズの本格鍋としてとても人気が高く、1年を通して定番メニューにしてほしいというファンも多いです」
そこで、今年の冬にやよい軒が販売する鍋メニューを、マネーポストの庶民派グルメ担当記者Aが実食。その魅力に迫った。
チゲ鍋はサイドディッシュがから揚げに変更
『チゲ鍋』(890円、税込み以下同)は、味噌と醤油をベースにしたスープに唐辛子とコチュジャンでしっかりとした辛味を加えたメニュー。具材は、豚肉、白菜、ネギ、とうふ。そして、半熟玉子がトッピングされている。さらに、サイドディッシュには、生野菜のサラダと鶏のから揚げ2個が付いてくる。
「適度な辛さで、とても食べやすい。白菜がメインですが、ボリューム感もたっぷりで満足感も高いです。スープの熱で半熟になった生玉子が、まろやかさを演出してくれて、味の幅が広がっている印象です」(記者A・以下同)
今年の『チゲ鍋』のサイドディッシュは鶏のから揚げだが、昨年はチヂミだった。
「アツアツのチゲ鍋を食べている途中に箸休めとしてから揚げを食べようとすると、こちらもアツアツで箸休めにはなりにくいかも……。正直、“定食のアクセント”としてはチヂミのほうが嬉しかったという人もいるかもしれません」