新型コロナウイルスの感染拡大によって、多くの外食チェーンがテイクアウトに力を入れるようになった。そんななか、定食チェーンのやよい軒は6月2日に、テイクアウトメニューを大幅に拡充した。
昨年より一部の店舗ですでにテイクアウトメニューは提供されていたが、この6月2日から全国382店舗のうち321店舗でテイクアウトが可能となる。提供されるメニューは『しょうが焼き弁当』(570円、税込み、以下同)、『肉野菜炒め弁当』(660円)、『チキン南蛮弁当』(690円)などの定番から、『肉豆腐と焼き魚の弁当』(790円)、『牛バラ焼き弁当』(720円)などの期間限定メニューまで、21種類となっている。
やよい軒と言えば、ごはんがおかわり自由であることが有名だが、テイクアウトの弁当の場合、当然ながらごはんのおかわりはできない。ただし、ごはんの大盛りは無料。ごはんの「もち麦」変更はプラス30円、もち麦変更大盛りはプラス80円となっている。また、みそ汁は弁当についておらず、単品100円の別売りだ。
では、おかずや価格は、通常の定食とどう違うのだろうか。定番の『しょうが焼き定食』と『しょうが焼き弁当』を比較してみる。
まず、店内で食べる『しょうが焼き定食』は640円。メインとなる豚のしょうが焼きのほかに、ごはん、みそ汁、冷奴、キャベツの千切り、マヨネーズがセットとなっている、また、お新香はおかわり自由。もち麦ごはんへの変更はプラス30円、もち麦ごはん大盛りはプラス80円だ。
テイクアウトの『しょうが焼き弁当』は570円で、定食よりも70円安い。メインの豚のしょうが焼きと、ごはん、お新香、おひたし、ゴボウの和え物がセットになっている。キャベツの千切りとマヨネーズはついておらず、お新香のおかわりもできない。