宝くじの発売元は、47の都道府県と20の政令指定都市。国や銀行が発売していると思っている人も多いかもしれないが、役割としては、発売の許可を出しているのが総務大臣で、業務を受託しているのが銀行。宝くじ券にも記載されている通り、地方自治体が発売し、その収益を公共事業などの財源としている。
自治体の会計年度は毎年3月で区切られるが、宝くじも例外ではない。そして、令和2年度の締めくくりとなるのが、3月10日から発売される「春一番くじ」だ。これまでは「春のウキウキチャンスくじ」「春のフレッシュくじ」「春のビッグボーナスくじ」「春爛漫くじ」「春きらきらくじ」として発売されてきたが、今年は新たな名称での登場となった。
価格は1枚200円で、1等は3000万円、前後賞をあわせると最高で5000万円が当たり、特別賞として新生活応援賞(3万円)も用意されている。
この宝くじは日本全国を、「東京都」「関東・中部・東北(関中東)」「近畿」「西日本」の4つのブロックに分けて発売される。そのため、ブロック毎に当せん番号が決められるのはもちろん、各等級の当せん確率も異なるのが特徴だ。例えば、1等3000万円を筆頭に、10万円以上の上位等級が当たりやすいのは東京都と西日本。逆に下位等級が当たりやすいのが関中東、全体的にバランスの良いのが近畿といった具合だ。
販売期間は3月31日までだが、売り切れ次第終了となるので、買い忘れにはくれぐれも注意してほしい。