牛丼チェーンの松屋は9月28日14時より『プレミアム牛めし』の販売を終了し、『牛めし』の価格を改定した。『プレミアム牛めし』は、2014年7月から関東地区などの一部の店舗で販売されたメニュー。通常の『牛めし』は冷凍牛肉を使用するが、『プレミアム牛めし』ではチルド牛肉を使用し、さらに専用の「黒胡麻焙煎七味」がついてくる。価格は通常の『牛めし』が320円で、『プレミアム牛めし』は380円だった。
2020年6月には新型コロナウイルスの影響でチルド牛肉の輸入が滞ったことをうけ、『プレミアム牛めし』においても冷凍牛肉を使用すると発表。それ以降は、冷凍肉を使った『プレミアム牛めし』が380円で販売される状態となっていた。
そして、今回のリニューアルによって、『プレミアム牛めし』が廃止。その代わり、すべての店舗で『牛めし』が販売されることとなり、価格は320円から380円に値上がりした。また「黒胡麻焙煎七味」提供のサービスは終了となり、牛めしのタレとみそ汁がマイナーチェンジした。
●松屋の主なメニュー価格変更(9月28日実施、沖縄県の店舗をのぞく)
牛めし ミニ 280円→330円
牛めし 並 320円→380円
牛めし 大盛り 430円→530円
「黒胡麻焙煎七味を返してください」
今回の牛めしのリニューアルと価格変更について、消費者はどんな感想を抱いているのだろか。SNSでは、
〈松屋のプレミアム牛めしと黒い七味を返してください〉
〈松屋、プレミアム牛めしじゃなくなったことにより、専用のあの七味がなくなってて悲しい〉
〈値上げ後の松屋の牛めし味の違いがそんなわからんな…少し甘くなった?〉
〈牛めしはプレミアム牛めしの頃と殆ど味の変化は無いなと感じました〉
など、黒胡麻焙煎七味が終了したことへの嘆きが多く投稿され、リニューアルされた味については、そこまで言及されていないようだった。