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中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

地方移住1年で「毎日楽しい」40代男性 地元に溶け込む人間関係の築き方

「移住してよかった」と思える幸せ(唐津の海と筆者)

「移住してよかった」と思える幸せ(唐津の海と筆者)

 リモートワークなど働き方が多様化したことで、地方移住を検討する人も増えているようだ。では、実際に地方移住をしてみたらどうなのだろうか。ネットニュース編集者の中川淳一郎氏(47)は、昨年11月に東京から1130km離れた佐賀県唐津市に夫婦で移住して、ちょうど1年が経つ。中川氏が移住生活1年をあらためて振り返る。

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 別に私は都会のコロナが怖くて地方に移ったわけではなく、もういい年になったし、東京での暮らしはしばらくいいかな……ということで、元々引っ越すことは決めていました。ひょんなことから、まったく縁のない唐津に移りましたが、「で、1年間経ってどうだった?」と聞かれることがあります。結論から言うと、今は毎日が楽しいですし、「移住して良かった!」としみじみ思います。

 もちろん移住してみたら意外と光熱費がかかるなど、想定外のこともありましたが、それでも私が唐津に移住してよかったと言える理由は、全然知らない土地に来ても人々に恵まれたからです。

唐津に来て挑戦したSUP

唐津に来て挑戦したSUP

 それは、地元(唐津および佐賀の各所)の人に加え、元々の知り合いの両方です。地元の人々が親切にしてくれ、何度も宴会をしたり釣りをしたりしてくれたほか、一緒に旅行をしたりサウナに入ったりもした。仕事もいただけました。

 とはいえ、こうした状況になるのは簡単なことではないかもしれません。多分恥ずかしがり屋の方々はそこまでできないでしょう。どうしても地方の人は、ヨソ者が入ってくると身構えるところがあると思うのですが、そこに「安心してください。私は皆さんと仲良くしたいです!」と「とにかく明るい安村」のごとき態度を取り続けることが大切なのです。

 それをこの1年間やり続けたところ、本当に多くの唐津・佐賀の方々から様々なお誘いをいただき、今に至っています。数週間前、唐津の駄菓子屋さんの取材をしたのですが、あの記事を公開した後、反響があったようで、店主から「近々飲みましょう」とお誘いもいただきました。

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