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脱毛への意識の芽生えが低年齢化 費用捻出のため夜のバイトを始める女子学生も

脱毛のローン返済に苦しむ学生も少なくないという(イメージ)

脱毛のローン返済に苦しむ学生も少なくないという(イメージ)

 ここ数年で、脱毛広告を目にする機会が一段と増えた。通勤、通学中の車内を見渡すと、何社もの脱毛広告が目に飛び込んでくる。女性向けのものだけでなく、メンズの向けのものも少なくない。とはいえ、脱毛広告が掲出されているのは電車内だけではない。その“主戦場”はインターネット上にある。

 たとえばYouTubeでは若者をターゲットとした脱毛広告が無数に存在し、「全額返金保証!」「この動画限定のオトクなプラン!」「今なら全身脱毛、20万円割引」「永久脱毛保証」などと喧伝する動画広告が繰り返し流される。リアルでもネットでも脱毛広告を目にする機会が増えたことで、若い世代にも脱毛への意識が浸透するようになった。

 近年では、SNSの広告を見て、高校卒業を機に全身脱毛プランを契約する大学生も増えている。都内の私立大学に通うAさん(女性・20歳)が脱毛サロンと契約したきっかけは、同じく女子大生のインフルエンサーがインスタグラムのストーリーに投稿した脱毛の宣伝だったという。

「数万人規模のフォロワーがいる女子大生インフルエンサーの多くが脱毛に関する投稿をしています。私がフォローしている一人もインスタのストーリーに脱毛サロンの宣伝を流していて、そのサロンに契約しました」(Aさん)

 実際に、Aさんはその投稿のスクリーンショットを見せてくれた。そこには、20代前半くらいの女性の自撮り写真に、〈いそげー! ○○サロンの予約は今日までだよ! フォロワーの方限定で、25円で脱毛できるの♪ 安すぎるから、迷ったら予約してみてね!〉、〈無料カウンセリングで話を聞いてみてから決めればいいので、とりあえずの気持ちで一旦、予約だけでもしてみて!〉などと書かれていた。

「25円で脱毛」「無料カウンセリング」という言葉からは“ほとんどお金がかからない”印象を受けるかもしれないが、こうしたインフルエンサーたちの投稿を見て、脱毛に駆り立てられる女子大生たちの中には、結果的に自身の収入に見合わない契約を結んでしまうケースもある。

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