生活必需品や食品の値上げが止まらないいま、少しでも「割引」や「還元」ができれば、家計の助けになる。そんな中で、進化しているのがスーパーマーケットのスマホアプリだ。ポイント交換案内サービス『ポイ探』を運営する菊地崇仁さんは、こう話す。
「コンビニの場合、商品はだいたい全国一律ですが、スーパーは店舗ごとにクーポンが違います。そのため、逐一アプリで確認することが必要です」
たいてい、どのアプリでも自分がよく行く店を3店舗くらいまで登録することができるので、クーポンの種類などによってその日行く店舗を選べば安上がりですむことも。また、GPS機能で店舗検索ができるので、お気に入りのスーパーマーケットを簡単に探すことができる。
スーパーマーケットでも独自の決済方法が進んでおり、「ポイ活」ができる。イオンのアプリ「iAEON」が力を入れているのは「AEON Pay」だ。
「AEON Payで払えばポイント10倍というキャンペーンを、1か月に1回以上あるんじゃないかというくらい定期的にやっています。AEON Payはイオングループでしか使えませんが、実質5%還元になるのでかなりお得です」(菊地さん)
イトーヨーカドーのアプリには、店舗用とネットスーパー用のものがある。ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんが説明する。
「店舗用では登録した店舗の新着チラシがいち早く確認でき、割引クーポンやイベント情報なども出てきます。ネットスーパー用ではアプリから注文し、自宅または店舗、フードロッカーで商品を受け取れます。時間帯によっては配達料が安くなり、店舗受け取りはタダ。日曜日など店が混雑するときは、ネットスーパー用を使うとスムーズに買い物ができます」