予約しておけば確実にお店に入れるのに、なぜ予約しないのか…（イメージ）
飲食店を利用する際、事前に予約しておけばスムーズにお店に入れる。予約しないでいきなり行った場合、満席で入れなかったり、まさかの臨時休業だったりして無駄足になることもあるが、予約しておけばそんなことはないだろう。それなのに、頑なに「予約しないおじさん」が存在する。そんなおじさんたちに振り回されている人たちからは、不満の声が続々と聞こえてきた。
「俺の知っている店だから」と誘われたのに…
メーカーに勤務する30代男性・Aさんは、いつも予約しない50代の男性上司に手を焼いている。
「飲みに誘ってくれるのはうれしいんですけど、頑なにお店の予約をしないんですよね。『予約しないおじさん』として、部署では有名なんです……。『飲みに行こう。俺の知ってる店があるから』と言われると、ついていくしかないじゃないですか。店が空いている時は問題ないし、ありがたいんですけど、満席で入れないと面倒でしかない。『予約しないほうがスマートなんだよ』と言うのですが、なぜ電話一本が嫌なのか、理解に苦しみます」（Aさん）
Aさんは、上司に『どの店に行くつもりなのか』を確認し、『電話しておきましょうか？』と提案することもしばしばだ。しかし、決まって「電話はしなくていい」、あるいは「店はまだ決めてない。行ってみて、途中いい感じのところがあれば」と言われるのだという。
「電話して席をとっておく、という行為が嫌なんですかね……。行ってみて結局席が埋まっていた場合、上司は『え？ 予約しないと入れない店だったっけ？』なんて嫌味を言ったり、去り際には『最近、テレビで紹介されたからって新規客を優先する店ってどうなんだか』とブツブツと独り言を言うこともありました。正直恥ずかしい気持ちになります」（Aさん）
店に入れなかった場合、どうするのか。
「当然ウロウロすることになります。効率が悪すぎますよね。仕方なく次に行ったお店がたまたま空いていると、『これが一期一会ってやつだよ』と謎に喜ぶ始末ですが、付き合う方は“知らんがな”っていう感じです。そういうことは1人でやってほしい。
例えば、高級店なら予約は絶対すると思うんですよね。居酒屋レベルで予約、というのが気恥ずかしいのかもしれませんが、人を誘うんだから、席の確保はしておいてほしい。ネットやスマホがない時代は、自分の足で歩いて見つけて……という生活だったのかもしれませんが、今となっては時間の無駄でしかないです」（Aさん）
