『宗教問題』編集長の小川寛大氏は教団の今後をこう見ている。
「大川隆法氏はおそらく自分がこんなに早く死ぬとは思っておらず後継固めをしていなかったから、後妻の紫央氏が教団をどれだけ掌握できるのかは未知数です。紫央氏はひとまず宗教法人の代表役員にはなるが、宗教的権威の総裁職は空席にしておくことも考えられます。そうなれば、その座をめぐって大川氏の長女など子どもたちとの争いが起きないとは限らない」
教祖の死をきっかけに教団に内紛が起き、分裂や衰退に向かう──多くの新興宗教で繰り返された道を辿ってしまうのか。
※週刊ポスト2023年3月24日号