トレンド

「私は毛深い」「小鼻が大きい」…巷に溢れる「コンプレックス広告」で容姿への不安が膨らむ女子学生たち

初回は安くても、結局何十万円も払う羽目になったという話も(イメージ)

初回は安くても、結局何十万円も払う羽目になったという話も(イメージ)

気づけばSNSには整形広告ばかり表示されるように

 別の大学に通う女子学生・Bさん(19歳)は、美容整形の広告を見ているうちに、SNSの広告がカスタマイズされ、美容整形広告ばかりが流れてくるようになったという。

「インスタで二重整形や鼻の整形の症例を紹介する美容整形外科の先生のアカウントを見ていたら、流れてくるSNS広告が美容整形クリニックばかりになりました。SNSの広告ってユーザーの好みに合わせてカスタマイズされるので、いつの間にかインスタのストーリー、おすすめ、YouTubeに整形広告ばかりが出てくるようになるんです。

 はじめは自分の容姿にあまりコンプレックスはなかったけれど、『かぎ鼻は美しくない』『鼻翼(小鼻)は小さい方がキレイ』『おでこは丸いほうがいい』みたいな価値観が刷り込まれていって、だんだん自分の顔のパーツが気になってきちゃって。今まで私は小鼻が大きいっていうことを気づいてなかったんですけど、こういう広告とか投稿を見ているうちに『私って鼻デカいんだ、どうしよ』って思うようになりました。他の子たちは治してキレイになっているのに、自分はこのままでいいのかなって。

 いまはお金もないし整形する予定はないですが、今後お金を稼ぐようになったら、鼻の整形をしてしまうかもしれません。広告やSNSの影響で、『整形はみんなやっているから大丈夫』『可愛い子は実は整形している』みたいに、心のハードルが下がっているような気がします」(Bさん)

 不安を煽るコンプレックス広告が、あらゆる場面で目に飛び込んでくる昨今。繰り返し目にすることで、自身の容姿・身体に対する不安感が増長されている女子学生たちも少なくないようだ。(了)

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。