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「確実にハードルは下がっている」女子学生にも広がる大麻の誘惑 SNSを通じて「身近」なイメージも

大学に入ると危険な誘惑も…(写真:イメージマート)

大学に入ると危険な誘惑も…(写真:イメージマート)

 今年も多くの新入生たちが大学の門をくぐる。高校時代とは大きく変わる新しい生活に期待を膨らませている新入生も少なくないだろうが、学生生活を送るうえで無視できないのが薬物をめぐる問題だ。

 ここのところ、著名人のあいだでも薬物逮捕者が相次いでいる。今年3月には道端ジェシカが合成麻薬「MDMA」を所持したとして逮捕、また同月には総合格闘家・KINGレイナが大麻所持により逮捕されている。とくにKINGレイナは自身が出演するYouTube動画で、大麻を模したキャラクターのアパレルグッズを紹介するなどしていた。

 KINGレイナの動画に限らず、YouTubeやインスタライブでは大麻の吸い方を紹介するような動画コンテンツも存在し、若い世代にとって「身近」なものと錯覚しやすい状況にあるようだ。「男子学生だけでなく、女子学生のあいだでも薬物、とくに大麻の誘惑が広がっている」と話すのは、私立大学に通う女性・Aさん(20歳)だ。

「最近、YouTubeなどには『大麻はタバコよりも安全、中毒性が低い』『依存症にはならない、リラックス効果がある』という情報がたくさんありますし、有名人が逮捕されるとTwitterには『日本は遅れている、大麻解禁するべきだ』というコメントがたくさん出てきます。またSNSには大麻をあらわす隠語の絵文字があって、それを入力すると『プレゼント企画』みたいなアカウントが出てくることもあります。

 ジョイント(※巻きタバコのかたちの大麻)を吸いながらインライ(※インスタライブ)をするフィメールラッパーもいたりするので、そういうところからファッションとして真似してしまうのかもしれません。

 大学の知人に聞いた話だと、『部活の先輩から勧められて始めた女子』や『コロナ中に自家栽培していた先輩』もいるという噂です。私は派手な遊びをするタイプでもないのに、知人レベルでこういった話題があるので、派手なグループの子とかはもっと身近にあるんじゃないでしょうか」(Aさん)

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